
理科っ子になる夏!バイエル サイエンス・ファーム in 丸の内キッズジャンボリー2018
【日時】2018年8月14日(火)~16日(木)
【会場】東京国際フォーラム(東京・有楽町)
「ここはぐプロジェクト」の夏の恒例イベントが8月14日(火)~16日(木)にわたり、「丸の内キッズジャンボリー」で開催されました。『ヒト・動物・植物のDNA』をテーマに生命の大切さや理科の楽しさを体験できる展示やプログラムが盛りだくさん!たくさんの子どもたちで賑わった3日間でした。

理科っ子になる夏!バイエル サイエンス・ファーム 2018
体験で発見!DNAのふしぎを学ぶプログラム
DNAってなんだろう? 未知との出会いにドキドキ
サイエンスノートを持って元気いっぱいサイエンス・ファームに入ってくる子どもたち。まずはクイズコーナーではDNAの基礎を学びます。「DNAってなに?」「遺伝情報って?」「ナノって長さなの?」「X染色体とY染色体?」…子どもたちの質問は止まりません。
DNAとはヒト、動物、植物、あらゆる生物が共通して持っている生きていくための情報がつまった生命の設計図。子どもの素朴でシンプルな質問に答える大人も真剣そのものです。仲良く答え合わせをする親子、正解したお父さんが「OK!」と小さくガッツポーズする姿もみられました。
緊張のなかにも笑顔、DNAを取り出す実験に挑戦!
連日大盛況だったのがワークショップ「自分でDNAを取り出そう! 実験いっぱい、理科っ子!」。家に帰ってからもできるようにと、割りばしや茶こしパックなど、身近なものを使ってDNAを取り出す実験にチャレンジ! 動物と植物によるDNAの違いを学びます。
実験は4人一組のグループでスタート! 講師の先生の説明に子どもたちの表情も真剣そのものです。混乱する子にはアシスタントのお兄さん、お姉さんがすかさずフォロー。「すご~い!」「あがってきた」「糸みたいなのがでてきた」などの歓声があちこちのテーブルから沸き上がり、実験は無事成功!先生から「学校の自由研究にも役立ててね」とお声をいただきました。
ヒトと植物の違いは? 顕微鏡で細胞の観察しよう
ヒトと植物の細胞がセットされた2つの顕微鏡で、それぞれの細胞を見比べて違いを観察。モニターに映し出されたのは…どちら?
動物と植物に共通しているのは細胞の中にある小さい丸、それが「核」と呼ばれるものです。さらに植物の細胞には動物の細胞にはない「細胞壁」「葉緑体」「液ほう」があります。ワークショップとも連動したこのコーナー、顕微鏡では植物の細胞壁が確認できました。

理科っ子になる夏!バイエル サイエンス・ファーム 2018
本物の白衣で、ちびっこ獣医さんに大変身!どうぶつのお医者さん体験
ちびっこ獣医さんがかわいいワンちゃんたちを診察する、1日限定の大人気プログラム「どうぶつのお医者さん体験」。動物が大好きな子どもたちがワクワクしながら待っていました。
ワンちゃんたちが来院!まずは体重測定から診察スタート
指導してくださる獣医師の羽場先生と司会のお姉さんが登場すると、ちびっこ獣医さんの視線はステージに集中!羽場先生がワンちゃんとふれあう心得、そして動物のお医者さんの役割を教えてくれました。ワンちゃんが来院すると「わぁ~、カワイイ!」 というちびっこ獣医さんたちの歓声が会場は一気に笑顔にあふれます。 カルテを作ったら体重測定です。先生とアシスタントのお姉さんが量り方をデモンストレーション。ちびっこ獣医さんはみんなと協力しながらワンちゃんをだっこして体重を量ります。ワンちゃんやネコちゃんの健康のためにも、体重管理は飼い主さんの大切な役目だと教えてもらいました。
はじめての聴診器にワクワク、お薬投与にドキドキが止まらない!
次の診察は心音のチェックです。10秒間測定した数を6倍して、1分間の心拍数を算出。ちびっこ獣医さんが測ったワンちゃんの心拍数は70~80回で人よりもドクドクする回数が多いことがわかりました。ワンちゃんの大切な命の音を聞くことは、子どもたちにとってとても尊い経験になったことでしょう。
ちびっこ獣医さんの最後のお仕事は、吸血鬼みたいにワンちゃんの血を吸う憎らしいノミやマダニをスポットタイプのお薬(※)で退治すること。先生に教えてもらったワンちゃんが舐められない首の後ろの毛をしっかり分けて、一人ずつ慎重にお薬を垂らすことができました。皮膚や毛の様子、ワンちゃんが元気かどうかを確認して診察は無事完了!
※本物の薬ではなく、水を使用しています。
ワンちゃんが大好きな未来の獣医さん、お疲れさまでした!
「お大事に~」とワンちゃんを見送り静かになった動物病院。羽場先生の「ワンちゃんは言葉を話せないから、みんなが気づいてあげないといけないね」という言葉に、みんなは大きくうなづいて、ワンちゃんへの接し方についてお約束してくれました。
そして先生は「どうぶつのお医者さんになるためには勉強もしっかりしないとね」とアドバイス。「どうぶつのお医者さん体験」で誕生した未来の頼もしい獣医さんと飼い主さん。ワンちゃんの健康を守る優しい心も育まれました。
「どうぶつのお医者さん体験」は、東京コミュニケーションアート専門学校にご協力をいただきました。

理科っ子になる夏!バイエル サイエンス・ファーム 2018
まだまだある!知的好奇心を育むバラエティ豊かなプログラム
愛らしい動物とのふれあい、びっくりするような実験、そして夏の思い出にぴったりの撮影スポットなど、知識だけではなく、こころもしっかり育みます。
ワンちゃんとネコちゃんの登場に歓喜!どうぶつふれあいタイム
うれしそうにシッポをふるラブラドールのぽてと君に、日本スピッツのふく君、ビーグルのチコちゃん、そしてネコのいくらちゃん…司会のお姉さんによるワンちゃんたちの登場コールに、遠くにいる子どもたちが一斉に駆け寄ってくるのが「どうぶつふれあいタイム」です。
「ネコちゃん、だっこしていい?」「フワフワなのに触ったら細い!」「おすわりできるの?」「2歳って人間だと何歳なの?」 スタッフのお姉さんへの質問はとまりません。声をかけたり名前を呼んであげたり、なでてあげたり、みんなワンちゃんネコちゃんとのひとときを満喫しました。
理科ってとってもおもしろい!東大CASTのサイエンスショー
サイエンスショーて何?DNAって難しいのかなぁ?ワクワク、ドキドキ…好奇心をもった子どもたちが集まってきました。ショーを実演してくれるのは、東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST(東大CAST)のみなさんです。ウォーミングアップはペーパークラフトでのDNA観察、メインイベントは実験です。
DNAの働きを制御する酵素の実験はとにかく圧巻!ブクブクとあふれてくる泡…「おぉ~、すごい!」「アワアワだ」 その物質の変化に目は釘付けです。理科離れが心配される時代、子どもが本来持っている知的好奇心をエンターテイメント性を持ってたっぷり刺激してくれました。
バイエル サイエンス・ファームで夏休みの思い出をつくろう!
「わぁ~!」「おぉ~」と感嘆の声にまじり、「こわい~!」とちいさな女の子の怯えた声も聞こえる「恐竜にも、DNA?」のコーナー。VRゴーグルを使って陸上から海、空まで臨場感たっぷりの映像で恐竜の世界が楽しめます。サイエンス・ファームにはここでしか体験できない、記憶に残る思い出をたくさん作ってもらいました。