ノミは13℃以上あれば年中活動できます。
つまり私たちが暮らす家の中こそ、絶好の住環境。しかもそこに犬や猫がいれば、ノミにとっては“ご飯”まで好きな時に食べられるという、まさに極楽のような世界なのです。
予防対策をしていないと、「知らないうちにノミだらけ!助けて~!」なんて言っても後の祭り。ノミにうっかり“ラグジュアリーリゾート”を提供しないよう気をつけたいですね。
あるデータによると、産卵直前のメスノミがわずか10匹いれば、30日後にはノミ成虫が約2,000匹に増殖。同時に、90,000個以上の卵と10数万匹の幼虫を生み出すといわれています。
ノミは、通常1~6日前後で卵からふ化して幼虫になり、2度の脱皮後、サナギから成虫になります。成虫は光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生し、吸血後2日以内に産卵。その後も体表上で吸血と産卵をくり返し、通常1~2カ月で生涯を終えます。ノミが動物の体表で過ごす間はとても短く、その大半はその周囲(環境中)で過ごしているといえます。


主な症状
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強いかゆみ。二次感染による化膿性皮膚炎
【犬】尻尾の付け根から背中にかけて脱毛をともなった皮膚炎 【猫】頸部から背中全域に進行する粟粒性皮膚炎 |

ノミアレルギー性皮膚炎を呈している犬


瓜実条虫
主な症状
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ほとんどが無症状。ただし、多数の寄生を受けたときに、 激しい下痢や体重減少を起こすことがあります
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予防としては、猫や犬の爪は、常に短く切っておくこと。猫を過剰に興奮させ、引っかかれたり咬まれたりしないこと。ノミの定期的な駆除・予防を行うことなどが挙げられます。

提供:吉田博先生
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- ノミアレルギー性皮膚炎を呈している犬
ノミの唾液がアレルゲンとなり、強いかゆみなどをともなう皮膚炎が起こります。ひどいかゆみにより、自分で体を噛んだり引っかいてしまう結果、二次感染が起こり、化膿性皮膚炎などに進行することがあります。このようなアレルギー体質になると、1匹のノミに咬まれただけで皮膚炎を発症する可能性があります。
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強いかゆみ。二次感染による化膿性皮膚炎
【犬】尻尾の付け根から背中にかけて脱毛をともなった皮膚炎
【猫】頸部から背中全域に進行する粟粒性皮膚炎
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- 提供:吉田博先生
バルトネラ菌を体内に持っているノミ、またはそうしたノミが寄生している猫や犬に爪で引っかかれたり咬まれたりした際に、傷口から菌が入り人に感染します。症状としては、数日から2週間ほどの潜伏期間の後、傷を受けた部分の丘疹や膿疱、発熱、疼痛と、数週間から数ヶ月続くリンパ節の腫脹があります。
予防としては、猫や犬の爪は、常に短く切っておくこと。猫を過剰に興奮させ、引っかかれたり咬まれたりしないこと。ノミの定期的な駆除・予防を行うことなどが挙げられます。





- 猫や犬の皮膚・被毛に広がったイミダクロプリドが、ノミの関節などから体内に取り込まれると、 ノミは神経の過剰興奮を起こして、3~5分で吸血をストップし死滅します。
- 昆虫の神経に特異的に作用するので、哺乳動物には安全性の高い成分です。


- 床やカーペットに落ちた被毛などに残っている薬剤との接触により、ピリプロキシフェンがノミの卵や幼虫へ取り込まれると正常な成長が妨げられ、卵のふ化や幼虫の脱皮が阻害され死滅します。
- 昆虫の成長過程に特異的に作用するので、哺乳動物には極めて安全性の高い成分です。






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猫や犬の皮膚・被毛に広がったイミダクロプリドが、ノミの関節などから体内に取り込まれると、
ノミは神経の過剰興奮を起こして、3~5分で吸血をストップし死滅します。昆虫の神経に特異的に作用するので、哺乳動物には安全性の高い成分です。
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床やカーペットに落ちた被毛などに残っている薬剤との接触により、ピリプロキシフェンがノミの卵や幼虫へ取り込まれると正常な成長が妨げられ、卵のふ化や幼虫の脱皮が阻害され死滅します。
昆虫の成長過程に特異的に作用するので、哺乳動物には極めて安全性の高い成分です。
2つの有効成分は、皮膚の滴下部位から皮膚・被毛全体に広がります。体内には吸収されないため、安心してご使用いただけます。